スクラッチジュニア(ScratchJr)とは
子供にプログラミングを教えるときの定番と言えば、Scratchです。
しかし、これは幼児には少し難しいです。
そこで登場するのがScratchJrです。
ScratchJrは5歳ぐらいから使うことが可能となっています。
とはいえ、私の感覚的には5歳はちょっと早いかなという印象です。
おすすめは小学1年生ぐらいからです。
ScratchJrの特徴は以下です。
- 命令が全てアイコンで、文字が読めなくてもOK。
- タブレットで使えるので、マウスやキーボードが使えなくてもOK。
- キャラクターや背景などが最初から用意されているので、準備なしに遊べる。
このような特徴のため、幼児でもプログラミングが可能となっています。
ScratchJrを使っての子供へのプログラミングを教える前の準備
5歳から7歳の子供にScratchJrを教えるのであれば、まず教える大人がある程度ScratchJrを使える必要があります。
ここで挫折してしまう人も多そうですが、そんなに難しくないので諦めないでください。
最初にScratchの起動・終了の仕方やプロジェクトの作り方・保存の仕方を覚えます。
ここは楽勝でしょう。
次に最低限の基本的な機能を覚えましょう。
画面のどの位置に何があって、どこのプログラミングするか、この程度で良いので覚えましょう。
最後に各ブロックの意味を覚えます。
ブロックの数はたくさんあります。
一気に覚えるのは不可能です。
覚え方は、教えるときに使うブロックだけ覚えれば良いのです。
せいぜい、1回に覚えるブロックは1~5つ程度でしょう。
初めてプログラミングを教える場合は、以下の3つだと思います。
- 緑の旗でスタート
- 右に進む
- 終了
この程度ならすぐに覚えられるはずです。
ここまでまとめると以下のようになります。
- ScratchJrの起動・終了、プロジェクトの作成・保存を覚える。
- ScratchJrの基本的な機能を覚える。
- ブロックの意味を覚える。
ScratchJrの起動・終了とプロジェクトの作成・保存の方法
ScratchJrの起動と終了の方法は、普段スマートフォンを使っている人であれば、
特に迷いはありません。
通常のアプリと全く手順は変わらず、タップして起動、終了は特にないですね。
他のアプリ起動してしまえば、いつの間にかいなくなっています。
問題はプロジェクトの作成と保存の方法ですね。
これは本家本元のScratchJrのホームページの動画を見ればわかると思います。
すると以下のような画面になります。

ここで学ぶメニューを選択します。
以下の画面になります。

コツとヒントを選択します。
以下の画面になります。

プロジェクトの作成・名前の変更・削除を選択します。
以下の画面になります。

ちょっと味気ないですが、このページの動画を見て、操作を真似してみれば、
やり方は理解できると思います。
ScratchJrの基本的な機能を覚える
基本的な機能の覚え方ですが、これも本家本元にインターフェースガイドが出ていますので、
これを参照しましょう。
学ぶメニューの中の、インターフェースガイドを選択します。

すると以下の画面になります。

このページで一通り機能を学ぶことができます。
各番号を選択すると、右側に説明が出てきます。
保存は家のアイコンの部分だったのが分かりますね。
これをすべて覚えるのは大変なので、以下の5つだけ覚えましょう。
- 保存(1番)
- ステージ(2番)
- キャラクター(16番)
- プログラミングスクリプト(12番)
- ブロックパレット(14番)
ブロックの意味を覚える
ブロックの説明も本家本元のスクラッチジュニアのホームページに載っています。
学ぶメニューからブロックの説明メニューを選択しましょう。

ここにすべてのブロックの説明が出ています。
しかし、これをすべて覚えるのは大変です。
ですので、開始と終了だけ覚えて、あとは教える内容に合わせて覚えましょう。
開始は、緑の旗でスタートブロックと言います。

終了は、終了ブロックと言います。

子供にScratchJrを使ってプログラミングを教える方法
実はScratchJrは子供の教育のために作られたアプリケーションのため、
教え方もホームページに記載されているのです。
まず、スクラッチジュニアのホームページに移動します。
そして、教えるメニューを選択します。

以下のような画面になります。

アクティビティページが表示されて、教えるためのコンテンツがたくさんあります。
基本的には、これを1番目のまちをどらいぶから順番にやっていくのが良いでしょう。
とりあえず、1.まちどらいぶをクリックして開いてみましょう。
すると以下のように実際の演習内容の手順が記載されています。

かなりシンプルですが、この順に実際に自分でやってみましょう。
そして、この通りに実際に子供にやらせてみれば良いのです。
ブロックの意味に関しては、実際に自分がやったので理解できているはずです。
問題なく教えられるでしょう。
まとめ
それでは、5歳から7歳の子供にScratchJrでプログラミンを教える方法をまとめてみたいと思います。
- ScratchJrとは、小学校低学年からプログラミングを勉強するためのソフトである
- 子供に教えるときは、基本的な機能を覚えよう
- 子供に教えるときは、少しだけブロックの意味を覚えよう
- 基本的な機能はScratchJrのホームページで勉強できる
- 教え方もScratchJrのホームページで勉強できる
スクラッチジュニア はタフツ大学のDevTech研究グループ 、MIT メディアラボのライフロング幼稚園グループ、プレイフルインベンションカンパニー の共同制作です。
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