【Scratch】スクラッチを小学3年生以上に無料で教える方法

Scratch

小学校3年生以上ならコーディングカードで教えよう

小学校3年生以上であれば、Scratchを始めることができます。

小学校でもプログラミングが始まりましたし、
子供にプログラミングを教えようと思っている親御さんも多いのではないでしょうか?

そうすると、Scrachの本を買って勉強しようとする親御さんが登場します。
そして、その本の内容をプログラミングの課題をして子供にやらせる流れです。

これはこれで悪くないと思います。

しかし、結論だけ言うと、わざわざお金をかけて本を買う必要はありません。

コーディングカードを使えば、無料で教えることができます。
コーディングカードとは、ある課題に対してコーディングの手順が書いてあるドキュメントです。

これを見れば、大人はコーディングができます。
そして、同じ課題を子供にやらせれば、スムーズに教えることができるでしょう。

ポイント

コーディングカードが無料で使える最高の教材である

コーディングカードを入手しよう

コーディングカードを入手する方法を紹介します。

コーディングカードの入手方法
  1. Scratch公式サイトへいく
  2. ヘッダーのアイデアのページに行く
  3. アクティビティーガイドの各アクティビテイーをクリックする
  4. コーディングカードの「PDFをダウンロードする」のリンクをクリックする

1.Scratch公式サイトへいく

以下のリンクから公式ページに行きましょう。

2.ヘッダーのアイデアのページに行く

ヘッダーのアイデアのリンクをクリックして、アイデアページに行きましょう。

3.アクティビティーガイドの各アクティビテイをクリックする

アイデアのページに行ったら、下にスクロールしてアクティビティーガイドの欄を探します。

4.コーディングカードの「PDFをダウンロードする」のリンクをクリックする

表示されたポップアップ画面で、コーディングカードのPDFをダウンロードリンクをクリックします。

また、一気にすべてのコーディングカードを入手するには以下の手順となります。

全てコーディングカードの入手方法
  1. アイデアのページを下にスクロールして、「すべてのコーディングカードを入手する」
    と記載された部分を見つけます。
  2. PDFをダウンロードする」ボタンをクリックする

下の図のように「PDFをダウンロードする」ボタンをクリックします。

でも、これはちょっと微妙で、すべてのコーディングカードと言いながら
「キャラクターを飛ばそう」のコーディングカードが入ってなかったりします。

さらに言うと「キャラクターを飛ばそう」のコーディングカードを個別にダウンロードすると、
英語だったりします。

「キャラクターを飛ばそう」の内容は非常に良いと思うので、ダウンロードしておいてください。

なぜコーディングカードが良いのか

勉強と言えば本というのが定番ですが、Scratchの本に関していうと、
いまいち誰が対象なのか分からない本が多いです。

Scratch自体は子供向けのプログラミングなので、
本も子供向けに分かりやすく書こうとしているパターンが多いです。

しかし、分かりやすく書こうとしてかなり冗長になってる印象です
丁寧にしようとして、文字が多くなってるんですよね。

つまり、結局こんなの子供は読まないなって思うわけです。

そうすると、Scratchの本は大人向けととらえる方が良さそうです。
で、実際に読んでみると、まわりくどいんですね。

子供に理解させようと、言い回しが幼稚だったり、
大人相手なら書かなくてよい内容が書いてあったりします。

Scatchの教材は、ビジュアルに分かりやすいプレゼン資料のようなものを使って、
あとは口頭でカバーするのがベストです。

そうなってくるとコーディングカードが良いということになります。
コーディングカードは非常にシンプルです。

次の画像はコーディングカードの1枚目です。
これでお題が分かります。
このぐらいの文字数なら、子供も抵抗ないです。

そして、実際のプログラミングに対する指示は以下の1枚だけです。
以下は色を変えるというプログラミングの指示です。

操作する対象は実際の画面と同じアイコンが表示されてますし、
コードも内容が分かるように書いてあります。

この1枚だけで良いのですが、実際の本だとこれを説明するために、
文字がたくさん書かれたページが5ページぐらいあったりします。

読む気しませんね。

このシンプルさが、子供を嫌にさせずに教えられる理由なのです。
子供が理解できない点は、大人がフォローすれば良いのです。

ポイント
  • コーディングカードは子供が飽きないシンプルさがある
  • 文字数が少ないので時間の節約できて効率が良い

コーディングカードを使ったScratchの教え方

初級者編

教える対象のレベルが初級者の場合の教え方を解説します。
初めてScratchを触るぐらいのレベルですね。

どういう順番でアクティビティーを進めるかですが、
公式ページのアクティビテイーガイドの順に教えれば問題ないです

コーディングカードを使った教える手順は以下となります。

初級者の教える手順
  1. コーディングカードの最初のページ見せて、今日やることを説明します。
  2. コーディングカードの順に大人がコーディングをする。
  3. 子供に真似をさせる

初級者の子供には、Scratchの操作やブロックの意味を教えるのが目的です。
基本的には、真似をさせる形で進めましょう。

具体的な手順を「名前を動かそう」というコーディングカードで説明します。

1.コーディングカードの最初のページを見せて、今日やることを説明します

最初のページはタイトルと主となる課題が書いてあります。
それを説明しましょう。

次に目次は飛ばして、各作業を説明します。
「名前を動かそう」カードでは、最初の作業は色を変えす。
「色を変えますよ」ということを宣言します。

以下のページを見せて、やる作業の内容を宣言します。

2.コーディングカードの順に大人がコーディングをする

次は実際にコードが書いてあるページを、大人が見ながらコーディングします。
コードが書いてあるページは、下の図のページです。

3.子供に真似をさせる

あとは、1つずつ子供に真似をさせましょう。
1つの操作ごとに止まって、子供ができているか確認してください。

そのため、大人のコーディングと子供に真似をさせるのは平行して進むイメージです。

そして、最後に今日やったことはこれですと言って、
コードの書かれているページを見せて説明しましょう。

後から子供が読めるようにきちんと説明してください。

中級者以上編

中級者は何度かScratchを触ったことがあって、画面操作は一人でできる状態です。
基本的なブロックも意味は分かっている状態です。

中級者に教える手順は以下です。

中級者の教える手順
  1. コーディングカードの最初のページ見せて、今日やることを説明します。
  2. コーディングカードの順に子供に作らせます。
  3. 分からないところはその都度教えます。
1.コーディングカードの最初のページ見せて、今日やることを説明します

ここは、初級者編とやることは同じです。
今日やることを説明しましょう。

2.コーディングカードの順に子供に作らせます。

中級者の子には、コーディングカードを渡して、
「これ見ながら作ってみて」と言うだけで良いでしょう。

3.分からないところはその都度教えます

子供に自由に作らせるのは良いのですが、
必ず「分からなかったら聞いてね」と言っておきましょう。

ここで大事なのは、分からないのに何も言わない子がいるってことです。
必ず様子を見て、子供が理解しているかしてないかアンテナを張っておきましょう。

まとめ

Scratchは無料のツールですし、教えるのも無料にしたいですよね。

Scratchを使ったプログラミングは教育の一環なので、
お金のあるなしに関係なく質の高い教育を無料で提供したいですね。

それでは、本記事のまとめです。

まとめ
  • 小学3年以上ならコーディングカードを使って教える
  • コーディングカードは公式サイトから入手可能
  • 初級者には実際にやってみせて真似をさせる
  • 中級者以上にはコーディングカードを渡して、勝手に作らせる

Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。

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スタディドッグ

大学を辞めて、その後サラリーマンになりました。
大学を辞めることによって高卒となりましたが、勉強や転職の力を借りて年収1,000万を達成。
高卒でも年収1,000万です。

TOEICは1年4カ月の勉強で、330点台から810点にアップさせました。

子供にプログラミングを教える方法や資格取得の勉強法など書いていきます。

IT系に詳しいのと資格取得などの勉強法を考えるのが得意なので、このサイトを作りました。

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